第1回 スキー・フォー・ライト ジャパン

プログラム


last modified: 2004.3.1
会場で参加者に配布した資料のHTML版です。

目次 (Contents)

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第1回 スキー・フォー・ライト ジャパン

1st Ski For Light Japan

プログラム

PROGRAM

1996年1月5日〜8日 福島県 裏磐梯

January 5-8, 1996 Ura-bandai, Fukushima

"If I can do this, I can do anything"

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第1回 スキー・フォー・ライト ジャパン開催にあたって

 米国で20年間にわたっておこなわれてきたスキー・フォー・ライトのプログラムを、いよいよ日本でスタートすることになりました。

 1993年に、私は初めて米国ミネソタ州で開かれた第18回スキー・フォー・ライトに参加しました。視覚障害者と晴眼者が1対1でパートナーになり、対等な立場で冬の自然を楽しむというこのプログラムに私は魅了されました。ぜひもう1度参加したいと思っていたところ、1995年に再度、コロラド州で開かれた第20回のスキー・フォー・ライトに参加することができました。この時は日本からもう一人、晴眼者の友人(現在、スキー・フォー・ライト・ジャパン バイスプレジデントの丸田さん)も参加しました。二人ともプログラムを存分に楽しみ、帰りの飛行機の中で、このような楽しくすばらしい経験を自分たちだけのものにしておいてはいけないと話し合った我々は、日本でも同じようなプログラムを始めたいと思うようになり、スキー・フォー・ライト・ジャパンを設立することを決めました。

 それから約11カ月がたった今、ついに第1回スキー・フォー・ライトを裏磐梯国民休暇村クロスカントリー・スキー・コースで開催することができました。

 当初は、ほんとうにできるのかという大きな不安がありました。しかし、長野県・北海道・福島県などいくつかの候補地を周り、いろいろな方にお世話になりながら準備を重ねていくうちに、必ずすばらしいプログラムにしたいという気持ちが高まってきました。

 第1回ですのでスムーズにはいかず、参加者の方々にはいろいろと不便を強いることになるかと思いますが、プログラムをよりよいものにしていくために、いろいろなコメントやアドバイスをいただければ、非常にありがたいです。

 このプログラムでは、視覚障害者と晴眼者がフィフティー・フィフティーの立場で、クロスカントリー・スキーをレクリエーションという視点で楽しみ、相互に理解し合うということを目的にしております。また、個人のニーズにできる限り応えていくことが重要と考えております。

 大自然の中で、みなさんが十分に楽しむことができ、新しい友人を増やしていただけることを期待しております。

スキー・フォー・ライト・ジャパン
プレジデント
青松 利明
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米国スキー・フォー・ライト
プレジデントからのメッセージ

Dear Japanese Ski Friends:

As a blind person who has had his life enriched through the American Ski For Light program, I congratulate you on helping to begin such a program in Japan.

Learning a vigorous sport is a challenge that brings self-confidence with achievement. Being able to enjoy nature in the winter is a different experience for most blind people. But the greatest benefit I've found through the program is the friendships I've developed by learning the sport and enjoying the nature with another person. As the partnership changes from that of a teacher and student to a mutual sharing, you will find that friendship and human growth are the most enriching.

I sincerely hope you enjoy the days together. I hope you can appreciate the work that has gone into the arrangements. I hope you will want to help the program continue.

I wish you sunny days, clear tracks, and may all of your falls be into soft snow.

I look forward to some day being a participant myself in Ski For Light Japan.

With best wishes for your success,

Bud Keith, President
Ski For Light in America
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第1回 スキー・フォー・ライト ジャパン

プログラム

 5日(金)
17:00〜17:30    ガイド 受付(国民休暇村にて)
18:30〜         夕食(各ペンションにて)
20:00〜21:30    ガイダンス(ペンション風来坊にて)
                ・ 簡単な自己紹介
                ・ スキー・フォー・ライトについて
                ・ 視覚障害について
                ・ ガイドの方法について

 6日(土)
7:00〜          朝食(各ペンションにて)
8:00            ペンション出発(車にて国民休暇村へ)
8:30            スキーあわせ
9:00〜11:30     ガイド講習
11:30〜12:00    視覚障害者 受付(国民休暇村にて)
12:00〜13:00    昼食(国民休暇村にて、パートナーごとに)
                開会式
13:00〜16:00    着替え、スキーあわせ
                クロスカントリースキー
16:00           各ペンションに移動(車にて)
17:30〜         ガイドのミーティング(ペンション風来坊にて)
18:00〜         視覚障害者のミーティング(ペンション風来坊にて)
18:30〜         夕食(各ペンションにて)
20:00〜21:30    交流会(ペンション風来坊にて)

 7日(日)
7:30〜          朝食(各ペンションにて)
8:30            ペンション出発(車にて国民休暇村へ)
9:00〜          クロスカントリースキー
12:00           昼食(国民休暇村にて)
13:00〜16:00    クロスカントリースキー、タイムトライアル
16:00           各ペンションに移動(車にて)
17:30〜         ガイドのミーティング(ペンション風来坊にて)
18:00〜         視覚障害者のミーティング(ペンション風来坊にて)
18:30〜         夕食(各ペンションにて)
20:00〜21:30    交流会(ペンション風来坊にて)

 8日(月)
7:30〜          朝食(各ペンションにて)
8:30            ペンション出発(車にて国民休暇村へ、荷物を持って移動)
9:00〜          クロスカントリースキー
10:00〜11:00    申告タイムレース
12:00〜         昼食、表彰式、アンケート(国民休暇村にて)
14:00           解散

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Ski For Light の歴史

 視覚障害者のクロスカントリースキー・プログラムというアイディアは、ノルウェー人のオラフ・ペダーセン(Orav Pedersen)と、アーリング・ストーダル(Erling Stordahl)によって提案され、ノルウェー王室のサポートのもとで1964年より始まりました。この大会は「リデレント(Ridderennet)」といい、現在まで毎年開かれています。

 ペダーセンはその後米国に移住し、米国版リデレントである「Race For Light」を1975年にコロラド州で開催しました。このときのプログラムは、その名前がしめすように競技志向で、第一回のプログラムにはアメリカ人、ノルウェー人を中心に約60名が参加しました。

 その後「Race For Light」は「Ski For Light」と名称を変え、クロスカントリースキーを競技としてではなくレクリエーションとして、健常者〜障害者の相互理解の促進の手段として考えるプログラムに変わりました。

 Ski For Lightは1995年には第20回の記念大会を迎え、米国、ノルウェーの他にイギリス、オーストラリア、イスラエル、日本等から約300人あまりが参加するプログラムに成長しました。

 スキー・フォー・ライト ジャパンは米国Ski For Lightを手本にし、第一回大会を1996年1月に裏磐梯で開催することになりました。

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1996 Ski For Light International

 1996 Ski For Lightは、1月28日から2月4日まで米国サウス・ダコタ州スピアフィッシュで開催されます。

 Ski For Lightへの日本からの参加者は、これまでの20年間でのべわずか7人でしたが、スキー・フォー・ライト ジャパンの設立により、今回のSki For Lightには視覚障害者5名、晴眼者4名が参加することになりました。

 スキー・フォー・ライト ジャパン事務局は、インターネットを介して米国Ski For Lightと密接な連絡を取りつつ、日本からの参加者の窓口として活動しています。

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謝辞

 第一回スキー・フォー・ライト ジャパンを開催するにあたり、多くの方々からサポートを頂きました。ここにお礼申し上げます。

(順不同)

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スキー・フォー・ライト ジャパン スタッフ紹介

● プレジデント
青松 利明
● バイス プレジデント
丸田 昭輝
● ボード メンバー
北原 隆史
田代 浩二
中出 崇
内田 智也
秋山 卓也
古村 法尾
明比 庄一郎
江村 圭巳
松浦 大介
白竹 祐子
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宿泊施設連絡先
裏磐梯国民休暇村
〒969-27 福島県耶麻郡北塩原村檜原
電話:0241-32-2421
Fax :0241-32-2422
Pension かぷりこーん
〒969-27 福島県耶麻郡北塩原村桧原曽原湖畔
電話/Fax:0241-32-2711
Pension 風来坊
〒969-27 福島県耶麻郡北塩原村桧原曽原湖畔
電話/Fax:0241-32-3077
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スキー・フォー・ライト ジャパン事務局(大会期間中)
裏磐梯国民休暇村 226号室
電話:0241-32-2421

スキー・フォー・ライト ジャパン事務局
青松 利明
電子メール:info@sflj.org
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Ski For Light - Japan (SFL-J) / info@sflj.org